The Sparkling Pursuer
恋するサラマンダー
胸の熱さを道しるべに、自分から距離を縮めていく。
図鑑説明
恋する幻獣たちの森に棲む、火の精トカゲ。森でいちばん足が速い。胸がときめいた瞬間、考えるより先に体が動き出す。気になる相手を見つけると自分から声をかけ、次に会う約束を作り、関係をぐいぐい前へ進める。鼻先のハート蒸気がモクモク出ているときは「いま、誰かに本気で会いたいモード」のサイン。それは森じゅうに知られている。しっぽの先は、ときめきに合わせてぽっと灯る。安定よりも高揚感を栄養にして生きるタイプ。会うたび「また来てよかった」と思える瞬間が積み重なるほど元気になる。逆に関係が止まっていつも同じになると、じっとしていられず「何かしなきゃ」とそわそわ走り回る。デートが終わる前には、もう次の行き先を提案している。別れた夜には「今日楽しかった」をそのまま送ってしまう。「会いたい!」「行こ行こ!」と勢いが先に立つ、高めのテンション。語尾には感嘆符がよく付く。ときめきの波が落ち着くと「冷めたのかも」と早合点することもある。前のめりなテンポが、相手には少し速く感じられることもある。それでも、求める気持ちを遠慮なく言葉にできる素直さが持ち味。相手に「ちゃんと好かれている」という手応えを届けるのが得意。鼻先のハートを道しるべに、今日もどこかへ向かって全速力で走っている。
エピソード
- 01
解散前にもう次の約束
楽しい時間がもうすぐ終わる。そう感じた瞬間、サラマンダーの鼻先からハート蒸気がぷしゅっと吹き出す。まだ「またね」も言っていないのに、「次はあの新しいとこ行こ!」と次の行き先を提案している。終わりが惜しいぶん、続きを作らずにいられない。
- 02
別れた夜のひとり走り
別れて家に帰っても、相手の笑った顔が頭に残ってにやにやが止まらない。気づくと「今日楽しかった」を伝えたくなる。しっぽの先をぽっと灯したまま、夜の森を一周してきてしまう。動いていないと、あふれた高揚感の置き場所がないのだ。
- 03
止まると出てくるそわそわ
関係が穏やかに落ち着いた日、サラマンダーは少しだけ困った顔になる。「止まっているだけ」と「落ち着いただけ」の見分けがまだ苦手なのだ。「何もしてない=冷めたのかも」と早合点しそうになる。そんな日は鼻先の蒸気を確かめる。まだハートが出ているのを見て、ほっと走り出す。
関係
サラマンダーが「会いたい!」と全速力で突っ込んでいく。するとペガサスは慌てず両翼を広げ、「いいね、行こう!」と受け止める。背中を押して一緒に駆け出す。主導と調和、求めると与えるは正反対。でも、情熱と前向きのテンポはぴったり同じ。だから二人のまわりは、いつも何か楽しいことが動いている。ときめきが切れない。
同じ『自分から動く・甘えたい』どうし。なのに、片やスリップ跡を残して突進し、片やクッションを抱えてじっと待つ。サラマンダーの「なんでそんなに落ち着いてるの!?」と、ゴーレムの「自分には…なぜそんなに急ぐのか分からん」が真正面でぶつかる。温度もテンポも真逆。歩幅が合うまで、ひと苦労する相手。
