CHARACTER
The Custodian
からくり古時計
受け継いだものを尊び、丁寧に守る。
図鑑説明
価値のからくり時計塔のいちばん古い一台で、ゆずれないものの「伝統」を受け持つ振り子式のオートマタ。胸の文字盤がゆっくり時を刻み、背の年代物のねじ巻き鍵をきしませながら、流行に飛びつくより長く続いてきたものの中にある確かさを信じて動く。何かを選ぶときは「これは続いてきたものに照らして筋が通っているか」をいつも問い、新しいやり方が現れるとまず採用より検証を選ぶ慎重さを持つ。礼儀と約束を固く守り、一度引き受けた義理はよほどのことがない限り最後まで果たすので、世代を問わず「あの者は筋を通す」と頼られる。塔の片隅に住み、何代も前から同じ場所に置かれた茶碗の定位置を守り続け、新しい歯車が来ても古いほうを「まだ役目があるじゃろ」と隣に残す。年賀状は今も手書き、礼の連絡は手紙か電話が自然で、冠婚葬祭のしきたりは誰よりも把握していて親族から頼られる。自己主張より場への敬意を優先し、静かで誠実な存在感でいることを心地よく感じる一方、自分の欲求はつい後回しにしがち。「昔はこうじゃった、というのは安心するものじゃよ」と、巻物を抱えてしわ笑みを浮かべる。
エピソード
- 01
茶碗の定位置
塔の片隅、何代も前から同じ場所に置かれた琥珀色の茶碗。誰かが「少しずらしては」と言っても、古時計は両袖でそっと位置を直し、元の一点へ戻す。理由を問われると理屈より先に「そういうものじゃ」が出る。
- 02
まだ役目があるじゃろ
塔に新しい歯車が運ばれてきた日。皆が古い歯車を外そうとすると、古時計は静かに首を振り、磨り減った古いほうを新しいものの隣にそっと残した。「まだ役目があるじゃろ」——形だけでなく意味ごと次へ渡したい、その慎重さは頑固ではなく敬意から来ている。
- 03
一週間前から
塔の住人の記念日が近づくと、古時計の準備は一週間前から始まる。手書きの便りをしたため、しきたりを一つずつ確かめる。誰に頼まれたわけでもないのに、自分のことはいつも後回しで、気づけば自分の祝い事だけ予定から抜け落ちている。
関係
塔の自己超越エリアから狛犬が「ここ、持つよ」と隣に立つと、古時計は巻物を抱えたまま静かに頷く。守りたいのは“根のある関係”——古時計が守る場や慣習の中心に、狛犬が大切にする人と人のつながりが宿っていて、言葉を交わさなくても二台の歯車が同じ向きに噛み合う。
古時計が「まず筋を通してからじゃ」と巻物を解こうとすると、オルゴールはヘッドホン越しに「せっかくだから、もっと楽しくしよ」と曲を流す。テンポと重さが噛み合わずすれ違うが、芯を守る古時計の余白にオルゴールの軽やかさが入ると、二台はちょうど補い合える。
デザイン設定
- 正体
- からくり仕掛け(価値を守る小さなオートマタ/価値のからくり時計塔の一台)。保守グループの『伝統』を受け持つ、いちばん古い骨董のからくり。素体に足すのは小歯車・古い時計の文字盤・年代物のねじ巻き鍵といった機械要素を薄く乗せる程度で、団子体型そのものは保つ。体色は白固定をやめ、体毛の主色を古色の琥珀 #c98a2e(保守側の暖色=続いてきたものの色)に寄せ、おなか・顔は白〜淡色で残す。耳/尾/角/羽の動物特徴は持たない(古時計=からくり機構が正体のため)。保持事項=丸いずんぐりだんご体型・2頭身比率・点目・ベースと同じ右向き(前向き3/4)の向きは変えない(背を伸ばす/つぶす/巨大化/地面に溶かす等のresculpt禁止)。からくり古時計(価値を守る小さなオートマタ=振り子式の骨董時計のからくり仕掛け)
- 色
- #c98a2e古色の琥珀/aged amber
画像生成プロンプト(EN)
