The Candid Leader
甘えん坊グリフォン
引っ張る強さと、甘える素直さを、両方持って生きている。
図鑑説明
恋する幻獣たちの港町に暮らす、甘えん坊グリフォンのヒナです。気になる相手を見つけると、出方を待たずに自分から声をかけます。その日のうちに、次に会う約束まで決めてしまう行動力があります。「一緒にいれば関係は自然と育つ」と体で信じているので、いつも誰かを引っ張ろうと小さな胸を張っています。ところが胸を張りながら、片足は決まって「先になでて」とねだるように差し出されています。これがこのヒナの最大の特徴です。引っ張る強さと、疲れた日に「会いたい」と言える素直さを両方もっています。だから相手にとって、ちょうどよい距離の存在になりやすいのです。派手なドラマや大きな記念日より、LINEの返信や週末の予定で愛情を確かめます。何でもない普通の日に連絡を取り合える、穏やかで途切れない安心感が大好きです。緊張した場を明るくほぐす特技がある一方で、連絡が途切れて関係が止まって見える時間にはめっぽう弱いのです。止まっているのか休んでいるのかが分からなくなり、「足りないかも」と一人で不安をふくらませます。先頭で「さあ出航!」と号令をかけたかと思えば、ふいに「ちょっとだけ甘えていい?」がこぼれます。引っ張ろうとして、気づけば相手に安心させてもらっている。そんな憎めないヒナ船長です。
エピソード
- 01
出航の号令、その前に
港町でいちばん大きな帽子をかぶり、先頭で「さあ出航!」と号令をかけます。けれど片足はもう「その前になでて」と差し出されています。号令と甘えが同時に出てしまうのです。だから乗組員たちは、なでてから出航するのがいつもの段取りになっています。
- 02
次の約束が決まらないと
楽しい時間の終わりが近づくと、解散の前に「次いつにする?」と切り出してしまいます。その日のうちに次の約束を決めないと、落ち着かないからです。『また連絡する』とだけ言われて見送る帰り道は、返事までの時間の長さばかりが気になります。
- 03
笛を吹くタイミング
首から下げた笛は、本当はみんなを集めるための道具です。でもくわえてしまうのは、たいてい誰かに「さみしい」を伝えたいときです。号令のつもりで吹いた音が、気づけば「会いたい」の合図になっています。
- 04
引っ張ったつもりが
ずっと自分が引っ張る側だと思っていました。けれど「どうしたの?」と一声かけられると、強気だったはずが意外とすんなり本音をこぼします。気づくと、引っ張っていたつもりの相手に、こっそり安心させてもらっています。
関係
こちらが「さあ行こう!」と号令をかけて関係を動かします。雲の精はそのうしろに、ふわりと寄り添って愛情を注ぎます。差し出したなで待ちの前足を、雲の精はごく自然に受け止めてくれます。前向きで穏やかなテンポが揃っているので、すり合わせはほとんどいりません。何でもない普通の日のやりとりが、ずっと続いていきます。
自分が「次いつ会う?」と早く先へ進めたがる横で、子ドラゴンは動きません。お腹の弱火で、想いをコトコト煮込んだままだからです。「なんでそんなに急ぐの?」「なんでもっと盛り上がれないの?」と、温度もテンポも噛み合わずに首をかしげ合います。同じ主導・甘えん坊どうしなのに、安定と情熱の差がそのまますれ違いになります。違いを翻訳できれば、安定感と深みを補い合える間柄です。
