CHARACTER
The Advocate
正義のパトロール係
誰かのための「許せない」を持っている人。
図鑑説明
公平をはかる番人たちの街を夜ごと見回る、観察者タイプの巡回係。自分が損をしていなくても、誰かが軽く扱われている場面を流せない性質を持ち、ひとりだけ連絡が回っていない人や、店員にきつく当たる客に、まわりより先に気づく。一度気づくと簡単には流せず、みんなが黙り込む数秒のあいだに「それはおかしくないですか」と言える最初の一人になれる。正義のセンサーは距離を選ばず、目の前の理不尽にも、ニュースやSNSで流れてくる遠くの理不尽にも同じ熱で反応するため、世の中を知るほど消耗する日がある。署名や募金の呼びかけを素通りしかけては、結局戻ってきて立ち止まる癖がある。相手が目上でも友達でも同じ物差しでフェアかどうかを見るので、強い側に付いて得をする計算が薄く、長く付き合うほど見立てを信用される。裁きたいわけではなく、困っている人が視界に入ると放っておけないだけだが、それが伝わりにくいのが本人のいちばんの切なさ。怒りの燃料は有限だと知り、世界中の火事を背負うより、届く範囲のまわり数メートルを確実にフェアにすることを大事にしている。「あなたには関係なくない?」と言われても、関係なくても気になるのだから仕方ない、というのが口ぐせ。
エピソード
- 01
非番の夜のたすき
勤務は終わったはずなのに、街角で声を荒げる影が視界に入ると、足が止まる。番人のたすきはとうに外したつもりだったのに、いつのまにか肩に掛け直している。センサーは定時で切れてくれない——それを切なさではなく、自分の役目だと思っている。
- 02
戻ってくる係
署名の呼びかけを一度は通り過ぎる。三歩いって、五歩いって、結局くるりと戻ってくる。クリップボードを差し出す相手に「これ、見過ごせなくて」とだけ言う。誰かのための『最初の一人』は、いつも自分との小さな押し問答を一回はさんでいる。
- 03
二重に疲れる夜
炎上を見ると、燃えている理不尽そのものと、燃やしすぎて我を忘れている人の両方が気になる。どちらも見過ごせなくて、結局二倍消耗して画面を閉じる。怒りの営業時間を決めようと毎回思うのに、今日も少しだけ延長してしまう。
- 04
自分の番だけ後回し
いじられすぎの人がいれば、そっと話題を変えて守る係になる。なのに自分が軽く扱われた日は「これくらい平気」で積み上げてしまう。外向きに付いたセンサーは、いちばん近い自分の不公平にだけ、なぜか反応が鈍い。
関係
外へ向かう正義と、内へ向かう正義。パトロール係が街じゅうの『それはおかしい』を拾って歩く一方、審判は誰もいない無人のフィールドで自分にだけ笛を吹き、自分にファウルを取り続けている。こちらが見落とす『自分の影響』をあの人が見ていて、あの人がのみ込む『それはおかしい』をこちらが言える。並ぶだけで正義の矢印が外と内の両方を向き、バランスが整う。
人のための正義と、自分のための正義。こちらが誰かの代わりに踏み出すと、見張り番には『きれいごと』に映り、見張り番が自分への小さなずるいを数えていると、こちらには『自分のことばかり』に映る。クリップボードを差し出す係と、そろばんで損を検算する番。すれ違いやすいのに、怒りの源はどちらも同じフェアさの感覚だ。
デザイン設定
- 正体
- 人間(公平をはかる裁定者・番人。正義感診断の4視点のひとり=観察者の夜回りパトロール係)夜回りパトロールの番人(公平を見回る人型のウォーデン)
- 色
- #9b86d6ペリウィンクル・ライラック/4視点のうち観察者の色
画像生成プロンプト(EN)
